みなさん、こんにちは。
今回はこちらのテーマで書かせていただきます。こちらに写っている人物はどなたかわかりますか?
『二宮金次郎』
答えられる人が多いのではないでしょうか。
それでは、続いて質問します手に持っている本のタイトルは?
答えは『大学』
儒教の経書のひとつであり、金次郎の愛読書です私は、大人になってこの事実を知りました。
そこで、致知出版社から出ている
【「大学」に学ぶ人間学 著:田口佳史 】を手に取り
読み始めました。採用に携わる私にとって
"印象に残る言葉" がありました。「孝行者を採用してくれよ」
これは
経営者・土光敏夫さんが人事部長に話した言葉。「なぜですか?」と聞くと
「孝行者は社員教育を済ましているようなものなんだ」
と言われたそうです。新入社員として社会に出ると周りはすべて年長者です。
その年長者に対する姿勢や態度がどうあるべきかを
家庭でしっかり学んでおけば
「今度入った〇〇君は礼儀正しいね」「受け答えがちゃんとできるね」と評価されます。
ですから、「孝」と「弟」は
一番の責任者である社長や役員に対して
しっかり受け答えができるけれど
直属の上司に対してもしっかり対応ができるという
社会の中で非常に重要視されるものです。そのように記述がありました。
私が、ふと感じたのは
毎回ご両親が会場へ応援にかけつけている社員は
礼儀正しい人が多い印象をもっています。「親が子どもに愛を注ぎ、子どもが親を敬うということ」
子どもが親を敬うようになるには
「慈愛」を親が子どもにしっかり降りそそぐことが大切です。本のなかにこのような記述もありました。
親の愛情を感じ、感謝の念が芽生え
その心が "振る舞い" に表れてくるものだと感じます。そして、
"誰かのために" 努力できる人は強い。
「親しき仲にも礼儀あり」
言葉ではなく行動こそが
周囲を "感化" させるのかもしれません。