みなさん、こんにちは。
今回はこちらのテーマで書かせていただきます。
「それでは、5時30分に迎えに行きますね。」東京駅から3時間。
バァーーーッと、真っ白に積もる山を越えて
温かい日差しに迎えられながら駅に到着しました。今回、訪問させて頂いた大学は
元プロサッカー選手が監督を務める
『 人間教育 』に力を入れている大学です。こちらのサッカーグラウンドは
誰もが知っている世界的に活躍した
日本人サッカー選手が汗を流した場所です。『 運・縁・タイミングですね。 』私は、その監督と20歳以上年下ではありますが
考え方や意気投合する部分があり
監督にお誘い頂いた言葉を真に受けて訪問させて頂きました。この機会に "より多くのことを感じたい"
朝練習を見学させていただきました。15分程度の移動時間ではありましたが
途中にボコッとえぐれた震災の後
「今こうして普通に暮らせていることが当たり前ではない」
そのように感じた瞬間でした。「5時には練習開始している選手もいますよ。」
監督のご配慮で5時30分に宿泊先に迎えにきていただき
5時45分にグラウンドに到着した時には
所属する全選手が自主練習に励んでいました。ビシッと身体に突き刺さる寒さと
シーッンとした独特の緊張感のなかで練習が開始されました。練習メニューや運営は4年生が取り仕切り
時間になったら全員ビシッと揃って一礼。
「1、2、3・・・」大幹トレーニングが始まりました。ボール回しに練習メニューが移った際に
ボールがいろいろなところに飛んで行ったので
ボール拾いをさせていただきました。その時に、誰もボールに取りに行かない様子を見かねた監督から
こんな言葉が飛びました。
『 ボールに執着心を持っていない。』【 真剣勝負 】で監督はパワーを注ぎます。
すべてオープン。
より高度なチームの “一体感” を求めているように感じました。選手たちはお互いに意見を伝え合うシーンもありましたし
良いプレーには名前を呼びながら
拍手と称賛の言葉を送っていました。仲間に自分の心中をさらけ出し
仲間の心中を想い
仲間の心中を感じようとする環境が
“ここ” にはあると感じました。形だけの団結ではなく
仲間同士であれば、自分の心中をすべて晒す。
意見の衝突はあっても
発言の真意を理解し合えることですぐに解決できていました。監督は真剣に選手と向き合うなかで
こんな話も教えてくださいました。「 上級生はみんなの前で叱ったりしない。 」
何かあれば個別で呼び出す。
その分、下級生は全体の前でも叱る。
"しっかり見てるよ" ということを示すことも大切。
【 見えない配慮 】に愛情を感じます。
「 とても大切なことですね。 」と伝えると
『 卒業してから気付きますね。』とおっしゃいました。メニューは4年生中心に作成。
始まり、休憩、終わり
ビシッと動き "締まり" がありました。【 細部 】に意識を置いているチームは強い。
監督は元・日本代表監督の下で
プレーしていた時の話を語ってくださいました。【 できないことはやらせない 】
その分、できることを一所懸命行うこと。その監督のことを
とても尊敬していることが伝わってきました。その時
ふ、とこのチームが取り組んでいることを
思い返しました。
早起き。
チームで決めたことを守る、守ろうとする。
- 類は友を呼ぶ -
仲間も守った、守ろうとした。
結束力を生む。
自分自身もやりきることが出来た。
自分を信じられる
自信に繋がる。サッカーのピッチにとらわれず
社会に出てからより重要な『 信用 』。
まずは、自分自身が信用される人間になる身近な生活から
出来ることをコツコツ始めることが
"良き習慣" に繋がるのではないでしょうか。