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2025

技術の前に「心」を育てる

みなさん、こんにちは。

今回はこちらのテーマで書かせていただきます。
「あなたは何人の "人の心" を癒しましたか」
先日、昼食後にベンチに座って冊子を読んでいると

ニコニコした男性に声を掛けられました。「お兄さん、仕事できそうですね!」パッと見上げると矢継ぎ早に・・・「絶対意識高いですよね」

「どのような営業をやっているんですか」

「名刺交換だけでもしませんか」お断りした途端

目も合わせずに立ち去っていきました。その男性と接したときに

最初から最後まで “心” が見えてしまい

「長続きしないだろうな」と感じてしまいました。この出来事を通じて

ふ、と思い出したことは経済界で活躍する方や、部活動の監督のインタビューを見ても

「心」や「道徳心」を大切にされているように感じます。社内はもちろんのこと

営業やサービスを受けるときに

“言動が一致している人” には好感を持てます。こちら側の視点に立って

最適な提案を心掛けている姿をみて

なおさら「この人にお願いしたい」という氣持ちになります。「人はなぜ勉強するのか ― 千秋の人 吉田松陰」

こちらの本には

このようなエピソードが記載されていました(一部抜粋)。日本キリスト教海外医療協会からネパール王国へ派遣されて

主として結核病の対策と治療に貢献された医師岩村昇先生― ようやく住民が集まり始めるといった状況の下で

五千人の患者を発見して治療したのですから

たいへんな業績であったわけです。
巡回使リンデル氏はねんごろにその労をねぎらいました。

そして、顔色をあらためて言いました。

「それであなたは "心の友" を何人得ましたか」


「友人は何人かいますが、心の友というのは

どういう友のことですか」


「それは、身体の病気のことだけではく、

心の悩みをうち明ける患者のことです。

いや、岩村先生、あなた自身が

心の悩みをうち明ける現地の人のことです。」岩村先生が「残念ながらそんな人はいません・・・」と答えると

リンデル氏はきっとした顔つきで言いました。『では、あなたはまだ何もしていない・・・』リンデル氏は

真実の医療というものは

隣人愛の人間関係に基づく

新しい社会の形成に向かうものでなければならない。


このように訴えたのです。

―――

このエピソードを読んだときに

仕事においても、アルバイトにおいても


「〇〇さんだからこそお願いしたい」

このように

言われた経験がある方もいるのではないでしょうか。
そういう方の特徴として


相手の立場にたって考えられたり

思いやりをもって行動していたり


礼儀を通して

「人間関係」の構築がしっかりできているように感じます。なので、仕事上の関係だけではなく

プライベートや身近な出来事についても

「心」を開いてお話していただけるのではないでしょうか。AIが台頭していく世の中で

人間だからこそできること。しっかり根を張って

『心』を育てていくことが大切ではないでしょうか。

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